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2009年11月の金地金相場

2009年11月の金地金相場

■海外相場

月間最安値となる1,052ドル近辺でスタートした11月の金相場は、ドル安を背景として月を通して堅調に推移し、月間で130ドルを超える上げ一方の相場となりました。

月初、インド中央銀行が国際通貨基金(IMF)の保有する金200トンを購入したとの報道をきっかけに急騰しました。
IMFは400トンあまりの金を売却する方針を発表していましたが、これが一部実現したことにより、市中への流出が防がれたことと、中央銀行による準備金保有の増加によるドル資産離れ好感され、4日には1,090ドル台をつけました。
その後もドル安や原油高などの良好な要因を背景に続伸。9日に発表された米国雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比19万人減少と予想以上の悪化となり、失業率も10.2%と26年ぶりの高水準となったことを受けたドルの急落から、金は直近の節目とされた 1,100ドルを突破しました。

その後、1,100ドルの大台達成感から利食い売りに押される場面もありましたが、株式や商品相場、高金利通貨への資金流入拡大の動きの中でドル安が進行し、実需筋の当用買いや投機筋の押し目買いが活発に入ったことも追い風となって堅調に推移。連日の最高値更新となりました。

23日には株安を背景にユーロに対してドルが大きく軟化したことをきっかけに上げ幅を広げ、1,160ドル台を突破すると、インド中銀のIMFからの金追加購入の報道などから26日には月間最高値となる1,183ドルをつけました。
しかし、27日にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の金融不安に関する報道をきっかけとして急落するドルや各国株式の動きを受け、金相場も利益確定の動きが強まり反落。
翌28日には1,160ドル台へ値を戻しました。月末にかけて、市場が落ち着きを取り戻すにつれて回復し1,175ドル近辺にて越月しました。

■国内金相場

国内円建て相場は、ドル円為替相場が円高に推移する動きよりも比較的大きな値動きとなったドル建て相場の動向に左右されました。
月間最安値となる 3,047円でスタートした後、連日高値を更新するドル建て相場に伴って上値を追い、26日には月間最高値となる3,367円をつけました。
その後はドバイの金融不安をきっかけに反落し、3,291円まで下げましたが、ドル建て相場が回復したことで投資需要の買い安心感を誘い、3,301円で越月しました。

(田中貴金属工業HPより)