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2009年の年間投資用金地金の取扱量
2009年の年間投資用金地金の取扱量(田中貴金属工業HPより)
◆前半(1~6月)販売量好調も、緩やかに高値推移し後半(7~12月)買取が活発に◆
金地金の2009年1年間における平均価格は、2,951円/gと、1983年(平均価格3,296円/g、当時年平均1ドル=238.53円)以来26年ぶりの高値を記録しました。
2008年9月の米大手証券会社の破綻に始まる世界同時不況の影響により、一時2,240円/gまで下がった金価格は、2009年に入り欧米各国の政府の経済支援対策への期待感、中央銀行の低金利政策、それによるインフレ懸念から上昇基調で推移しました。
7月に円高などの影響もあり一時反落しましたが、米国の金融緩和政策の継続によるドルの過剰流動性、通貨への不安などから、世界的に現物資産である金に投資資金が流入し、9月に金の国際価格は、 1トロイオンス1,000ドルを突破。
10月に史上最高値を更新し、12月3日には1トロイオンス1,218.25ドルをつけました。
日本においても、8 月以降円高を飲み込む勢いで高値推移し、12月3日に1983年以来の最高値となる3,475円/gを記録しました。
金地金の売買状況は、1年を通し高値推移の中、2009年前半(1~6月)は販売量が好調で、前年同時期(2008年1~6月)に比べ45%増加。
2009年後半(7~12月)は買取量が活発になり、前年同時期(2008年7~12月)に比べ20%増加となりました。
通年では、販売量は、10月以降史上最高値を更新し続けていることもあり2008年に比べ24%減小。
買取量は、後半に活発になったものの、年間では2008年に比べ32%減少となりました。
これは、2008年前期に一時金価格が3,000円/g台を維持したことで、一般投資家の間で、3,000 円/g台への新鮮味が薄かった様子がうかがえます。
円高の影響もあり、金価格は2009年を通し緩やかに上昇し、安全資産としての特性が再認識された中、今後は、欧米各国の低金利政策の動向や、中央銀行による金購入、中国で予定されている個人向け純金積立サービスの開始などに、市場の注目が集まることが予想されます。