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2010年2月金価格相場動向
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■海外金相場
1,086.50ドル近辺でスタートした2月の金相場は、米国ISM製造業景況感指数が2ヶ月連続で改善を示した事などからリスク選好の動きが強まり、原油をはじめとする商品相場や株式の上昇にともなって値を上げ、3日には1,118.50ドルをつけました。
しかし、南欧を中心とした財政悪化懸念や、米国の雇用統計が比較的良好だったことを受けてドルが急伸すると金は反落。5日には1,052.25ドルまで下落しました。その後、この急落を受けて実需の買いが入ったことや、これまでのユーロ売り一辺倒の展開から翻ってドルが下落に転じると、金相場は反発。中旬にかけて1,070ドル近辺から1,080ドル近辺へ下値を切り上げる推移となりました。
中旬に米国が連休を迎え、中国勢が旧正月に入り市場流動性が低下する中、ギリシャ財政問題に対しEUが救済に乗り出すとの見方からユーロ買いが優勢となる展開を背景として、金相場も上値を伸ばし1,100ドル台を突破。17日には1,119ドルまで上昇しました。
しかし、18日にIMFが昨年から売却予定を発表していた403.3トンのうち、インド、モーリシャス、スリランカ中銀に売却して残った191.3トンを市場で売却すると発表したことで、東京時間には20ドル近い急落を見せました。この水準ではアジア勢が買いを入れたことや、IMFが残りの重量を一度に売却するわけではないとしていたことで、売り一巡後は買い戻される展開となり、再び1,110ドル台に値を戻しました。
翌19日にはFRBが米公定歩合の0.25%引き上げを決定し、米国が具体的な出口戦略に向けた動きを見せたとの市場認識からドルが反発し、金が売られる場面も見られましたが、その後に発表された米国1月の消費者物価指数が市場予想を下回ったことなどからドルが軟化すると、金は再び1,120ドル目前まで値を上げ、22日には月間最高値となる1,119.75ドルをつけました。
その後、EUによるギリシャへの資金支援について否定的な報道が伝わると、ユーロ売りドル買いが強まり金は1,110ドル近辺に下落。また、23日に発表されたドイツの企業景況感指数が市場予想を下回りユーロが一段安となると金売りも加速し、24日には1,100ドルを割り込むまで下落しました。しかしこの水準では値ごろ感から実需家の買いが入ると反発し、また、ドイツ政府がギリシャ救済を検討しているとの報道からユーロが買いに転じたことで金は上値を伸ばし1,108.25ドルでの越月となりました。
■国内金相場
国内円建て相場は、先月末の下落から3,200円台を回復して推移しましたが、ドル建て相場が1,100ドルを割り込んで軟化すると、急速に値を崩し9日には月間最安値となる3,096円をつけました。
その後、ドル建て相場が1,120ドル目前まで回復し、ドル円為替相場が円安方向で推移すると円建て相場も上値を切り上げ、22日には3,300円台を突破し、月間最高値となる3,358円をつけました。しかし、為替相場が急速に円高に進むと、円建て相場は 3,300円台を維持できず、3,210円で越月しました。
2010年2月の金価格相場動向(田中貴金属工業)
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