1年後の金の国際価格は1オンス960ドル
京都で行われていた 貴金属会議 で、こんなアンケート結果が出ました。
9月30日(ブルームバーグより)
1年後の金の国際価格は7%高の1オンス960ドル。
トレーダーや精錬業者など世界の貴金属関係者ら約400人が京都に集まり、9月29日から2日間にわたって開催された貴金属会議の締めくくりで実施したアンケートではこうした見通しが示された。
会議参加者に聞いた2009年11月時点の価格予想を集計したところ、平均値でニューヨークの金先物相場は958.6ドル(29日終値は894.4ドル)で、このほかパラジウム相場は390.1ドル(同219.7ドル)、プラチナ相場は1488.2ドル(同1084.9ドル)、銀相場は13.8ドル(同 13.025ドル)だった。金価格は7%高にとどまるが、パラジウムは78%高、プラチナは37%高が見込まれる。
2日間の会議では複数のセッションが開催された。金相場を取り巻く環境について貴金属調査会社・英GFMSのフィリップ・クラプウィジク会長は「価格高騰で先進国での宝飾品向け需要はだいぶ弱くなったが、新興国や途上国の所得の伸びが需要を下支えしている」と分析。
プラチナについては生産世界最大手のアングロ・プラチナのIR担当、トレバー・レイモンドシニアマネジャーが「(最大産出国の)南アフリカでのプラチナ生産については政治的、電力供給の面から操業環境は困難な状態」と供給面での不安を挙げた。南アで事業展開する鉱山会社リッジマイニングのテレンス・ウィルキンソン氏は「プラチナは今後10年供給不足が続く」との見通しを示した。
自動車の排ガス触媒などに使用されるパラジウムに関しては、ガソリン高を敬遠して米国などで自動車の小型化やハイブリッド自動車の普及が進んでいることへの懸念もあるが、英貴金属精錬大手・ジョンソン・マッセイのネイル・コリンズ氏は「パラジウムの使用量が必ずしも減少することではない」と、需要減退にはつながらないと述べた。
一方、貴金属の店頭取引市場(OTC)について、フォルティス銀行の貴金属担当ディレクター、ゲリー・シュバート氏は「年金基金やヘッジファンドなど新しい参加者が入ってきており、貴金属市場は回復基調にある」と語った。
同会議はロンドン地金市場協会(LBMA)とロンドン・プラチナ・パラジウム市場(LPPM)との共催で実施。来年は11月にペルーのリマで開催する予定。
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