円高ドル安になると、ドル建ての金価格が上がる
円安ドル高になると、ドル建ての金価格が下がる
結局、円建ての金価格はあまり変化しない、、、
という今までのトレンドに変化が起きつつあります。
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3月11日に発生した東日本大震災の後、投機資金が日本円を買上げ、ドル円は一時77円台まで上昇しました。しかしその後、被災国日本の為替レートを安定させる目的で、先進国を中心とした通貨当局による協調介入が実施され、早々と急激な円高にピリオドが打たれました。ドル円は現在ゆるやかな円安モードへ移行しています。
一方、円建ての国内金価格はどうかといえば、「国際金価格の上昇」と「円安ドル高」が重なったことでたちどころに上昇し1980年末の高値に接近しています。
ということから、いまこそ売りのチャンスとばかり、店頭では売り戻しのラッシュが起きています。
ここらが天井と思って売っている人もいるでしょう。ここでいったん利益確定しておこうという人もいるでしょう。ちょっと必要になったので売ったという人もいるでしょう。相場観は人それぞれ、考え方も人それぞれです。しかし、金読本の作者は、ホールドを決め込んでいます。まだまだ当分のあいだ、売るつもりはありません。それはなぜか、その理由をまとめてみようと思います。
◎金はインフレの保険として持つもの
前回も触れましたが、金はインフレの保険としての役割を果たしてくれる可能性が高い資産です。日本で日々暮らしているとなかなかピンとは来ませんが、新興国ではすでにインフレが始まっています。欧州もインフレ懸念から利上げが発表されたばかりです。日本だけがデフレであり続ける保証はどこにもありません。将来のインフレに備えてホールドすると決めています。
◎金は破綻リスクに備えて持つもの
金の現物は、信用不安=ペーパー資産が万一紙くずになる場合に備えて持つべきものだと考えています。そんなことはもちろん稀にしか起きないことですが、それにもかかわらず、起きる時には起きるものです。100年に一度のことなど経験しないかも知れませんが、ひょっとしたら明日起きるかも知れませんから、金の現物はそんな時に備えて保有するものと考えています。
◎金は日本円の保険として持つもの
向こう数年で簡単に日本が破綻するとも思っていませんし、円がそうやすやすと紙くずになるとも思っていません。しかし、将来的に円がさらに売り込まれていちだんと安くなる可能性は十分にあると考えています。円安になれば輸出依存型の製造業は恩恵を受けますが、輸入に頼っている天然資源や食料資源の価格は上昇します。為替はどちらに動いてもメリットとデメリットがありますが、タイトルにあるように、金は円安の保険になりえます。
現在、こうした万一のリスクには襲われていませんから、まだまだ売り時じゃない、というのが金読本の見方です。
オリジナル記事はこちら → http://goldnews.bullionvault.jp/
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